【中国深圳】自宅隔離中に感動した出来事【人のやさしさ】
大家晩上好。
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染
拡大予防策として14日間の自宅隔離中の
筆者にうれしいことがあったので共有したい。
隔離生活の一日
隔離生活は、孤独だ。
自宅勤務とはいえ、基本的には
メールでの仕事処理となり、
話す相手も居ない。
朝7時に起きて
音楽をかけながらコーヒーを淹れ、
切り替えのために服を着替えて9時から始業。
お昼になったらワイマイ(中国のUberEats)で
注文。ワイマイのライダーの体温や
調理者の体温が記載された資料もつくようになった。
夜は日本から持ってきたレトルト食品と
ビールをいただいて終了だ。慣れてしまえば
問題ない。気づいたら残り2日だが、最初の週は結構
しんどかった。。。
community
隔離生活から5日目くらいに、突然
大家の夏菜似兄ちゃんから連絡があった。
Hello,We Community come to meet you,
do you have a time just now?
(コミュニティの人が会いたいと言っている。
今時間ある?)
・・・??
なに、病院連れて行かれるの?
と恐れながら、居留守を使えるはずもなく
Ok.と返事をした。
帰宅以来のオープン・ザ・ドア
5分後、早速到着したという連絡が。
Could you please open the door?
(ドアを開けていただけますか?)
怖いので小さい穴(正式名称知らない)から
覗いてみるとがっつり全身防護した人間がいる。
しかも家の目の前ではなく2mくらい離れた位置に。
男性でも女性でもない、人間としか言えない。
もはやロボットかもしれない。人の形をしている
性別不明のロボットと対峙する未来が見えた。
両手には大きな赤い袋が二つ。検査キットか?
室内ではマスクをしていない筆者は慌てて
装備し恐る恐るドアを開けた。
まさか○○をこんなに!?
ドアを開けると足元に赤い袋が
2つ、置かれている。
中身を確認する前に
2m先から話しかけられ、
防護ロボットのひとりが
夏菜似の兄ちゃんということが判明。
これはコミュニティからのギフトだ。という。
もう一人はおそらく女性。彼女が
看一下、看一下、と急かしてくる。
中を覗くと、、
まさか、まさかの大量の果物。。
頂いたのは人のやさしさだった
みかん、リンゴ、ドラゴンフルーツなどなど
盛りだくさんの果物をいただいた。
疑ってかかった自分を、情けなく思うと同時に
人のやさしさ、温かさを強く感じ、
みかんを剥きながら一人涙を流したのであった。
あと、果物ナイフをジンドンで買った。
その日の夜に飲んだジャックダニエルはなぜか
いつもと違ってやさしさのある味だった。
恐怖はこの後に
ああ、人も気候も暖かい深センに住んで
良かったと思っていた矢先、中国あるあるを
実感する恐怖があったことを補足しておく。
果物ナイフがむき出しで送付されてきた。
勢いよく開けたらおそらく血まみれだろう。
この国の良い面悪い面、垣間見えた気がする。