※1/21更新 武漢発 新型コロナウイルス 肺炎 経緯 日本への影響などまとめ
非常に心配なニュースが飛び込んできた。
深圳市に在住のインド人の女性(41歳)が原因不明の重い肺炎を発症したとのこと。
https://this.kiji.is/589330256010200161?c=39546741839462401
今回の件について、過去のSARSの件も踏まえつつ記事にする。
【1/21更新】
武漢にて4人目の死者が出たとの発表。
中国の専門家からヒトからヒトへの感染が確認されたとの声明も出ている。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200121/k10012252981000.html?utm_int=all_side_ranking-social_003
なお中国政府報道では現在まで確認された感染者は約200人だが、
海外メディアによれば1700人とも推計されており、事態は非常に深刻。
筆者の武漢出身の同僚も、今回の春節で帰省を中止したとのこと。
また、当地病院ではキャパオーバー、対応しきれていないようだ。
また、下記記事の通り、日系企業も各方針を示している。
以下記事より抜粋
◇新型肺炎拡大に対する企業の主な対応
▽日産自動車
(ウイルス感染源とされる)市場に近づかず、動物と接触しないよう注意喚起
▽ソニー
中国への不要不急の出張を控えるよう注意喚起
▽日本製鉄
急ぎでない現地への出張を控えるよう社員に通知
▽イオン
現地の売り場などの消毒回数を増やし、範囲を広げるなど対応強化
▽KDDI
現地事務所の社員にマスクを配布し、外出の際に着用するよう指示
▽ソフトバンク
現地スタッフに在宅勤務を指示
▽みずほ銀行
手洗い・うがいの励行やマスク着用を指示。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200121-00000013-jij-bus_all
時事通信社、在宅勤務や出張抑制 日本企業、新型肺炎対策を強化 より
【1/17更新】
2人目の死者
中国・湖北省武漢市で、患者が相次いで確認されている「新型コロナウイルス」による肺炎で、地元当局は16日夜、新たに69歳の男性が死亡したと発表した。
この肺炎による死者は2人目。
日本での感染者は快方に向かっており、自宅療養中とのことである。
春節の移動も相まって、日本ではかなりの騒ぎになっているようだが、
実のところ、中国(少なくとも筆者周辺)では楽観的/騒ぎにはなっていない。
逆に不安になるところである。
https://www.fnn.jp/posts/00430491CX/202001170616_CX_CX
【1/16更新】
またまた心配なニュースだ。
武漢市への渡航歴がある人が日本国内で肺炎の症状を訴え、国立感染症研究所のウイルス検査で同じ肺炎の陽性反応が出ていたことが16日、関係者の話で分かった。
続いては日本での感染者(疑惑)。陽性反応=確定というわけではないが、
ヒトーヒトへの感染の危険性は更に高まったといえるだろう。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200116-00000508-san-hlth
【1/15更新】
武漢市政府より、武漢の新型肺炎について、これまで確認されていなかったヒトからヒトへの感染の可能性が出てきたとの発表が出た。
ほぼ感染するリスクがあると考えて良い声明のため、更に厳重注意が必要。。。
以下、日本経済新聞の記事
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO54419720V10C20A1CR8000?s=3
【1/14更新】
タイにて武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎患者が確認された。
中国国外で確認されたのは初なので 今後も厳重注視が必要。
今回の件がなぜ騒がれているか
そもそも今回なぜ1人の肺炎患者が発生したニュースが騒がれているのかというと・・・
先月から同じく中国湖北省の武漢にてウイルス性肺炎の感染者が相次いで発症しており、今回の深圳の患者も同じウイルスなのではないか?との疑いがもたれていることが一番の要因である。
※武漢の肺炎について、政府当局から59名が感染、内1名が死亡との発表。
下記地図を参照していただきたいが、武漢から深圳までの距離は非常に離れており、もし同じウイルスが原因であれば、すでに中国全土にまで拡大している疑いがあり、パンデミックに陥るリスクが高い。
武漢肺炎・SARSとの関連性
SARSは、2003年に中国および香港で猛威をふるったウイルス性肺炎だが、今回の肺炎は同じコロナウイルスによるものとされ、SARSの再来ではないか?との不安も多い。
ただ、患者を受け入れている深圳の病院から、今回深圳で発生した肺炎は、武漢にて発生したウイルス、またSARSとは無関係であることが発表されている。
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1655531971818657556&wfr=spider&for=pc
中国では野味(ye wei)といって、猫やタヌキ、ハクビシンやキジなどを食べる文化があり、それらの動物を主に取り扱う市場も多くある。
SARSは広東省のそれらの食品市場で最初に発生されたとされる。動物同士での感染と変異、そして動物からヒトへ、最終的にヒトからヒトへ感染するウイルスへと変異したのである。
武漢の肺炎についても同じく、このような市場で発生したらしい。
武漢にて発生した市場はすでに閉鎖しており、新たな感染者も確認されていないとの報道があったが、実際の状況はまだ不明である。
武漢の肺炎は、SARSとは異なり、ヒトからヒトへはうつらず感染力も低いらしいが、深圳の肺炎が別のウイルスだとすればどう異なるのだろうか・・・
タイミングの悪さ
今回の件は、日本でも大きく取り上げられている。というのも中国最大の休暇である春節が近づいているからである。春節は日本でいうところの正月休みで、出稼ぎ労働者は故郷に帰り、海外旅行へ出かける人も多い。春節期間中の総移動人口は30億人にものぼるといわれる。
もちろん中国人の海外旅行先として大人気の日本にもたくさんの観光客が来る。SARSのトラウマがある日本人にとっては、もちろん恐怖があるだろう。
TwitterやYahooコメントなどには、今すぐ中国からの渡航を制限しろ等という過激なコメントがみられるが、それは非現実的だろう。(私も帰る予定なのでご容赦願いたい)
ただ水際での警戒は強める必要性が高いと思うし、オリンピックの開催に向けても対策を強化する必要があるだろう。
中国政府の対応について
SARSは、初期発生後の政府の対応が遅かったことから大感染に至ってしまったとの話がある。武漢の肺炎についても、実際の発生確認から政府公式発表までは3週間ほどの開きがあったようで、政府の姿勢は大きく変わっていないとも取れる。
深圳は香港とも隣接しており、外国人の居住者も多い。武漢と比較しても、世界からの認知度が高いエリアなので、速報性の高い政府発表が求めれるはずである。
引き続き、現地でとれる情報はシェアしていこうと思う。
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